院長挨拶
院長挨拶
当院は開院してから20年が経ちました。
これまで多くの動物たちや飼い主さま、そして多くの仲間に支えられてここまでやってくることができました。本当にありがとうございます。
そして今も小動物医療に携わり続ける中で、最近あることを感じるようになりました。
それは・・
「診察台に上がった動物は今の状況を、どのように感じて、どうして欲しいと思っているのだろう。きっと、苦しかったり痛かったりすることは和らげて欲しい。でもその次には、できる限り家族と一緒に過ごす時間をもらって、家族を見守る時間が欲しいと思っているんじゃないかしら・・」
動物たちは皆、家族の一員であることを実によく自覚しています。そして彼らは言葉がしゃべれなくても、家族一人一人の内面を一生懸命に支えようとしているように私の眼には映ります。そしてその思いは、特に重い病気にかかってしまった動物ほど、いっそう強く表れているように感じます。
若い頃の自分は、そんな動物の目線になって考えられるような獣医師になりたいと思っていたはずでした。
これからの私たちの獣医療は
家族の一人として強い意志を持つ動物たちの、心の声を感じ取って、彼らの家族への思いがどうしたら飼い主さんに伝わり、そして成就されるだろうか
・・そんな感性を大切にしながら、それらがしっかりと噛み合うようなものになるよう努力したいと思っています。
「動物たちが持っている家族への思いを大切にする獣医療」
院長 小野寺 秀之
プロフィール
●出身校 |
帯広畜産大学 |
●資格 |
動物循環器認定医(日本獣医循環器学会認定) |
●所属 |
宮城県獣医師会、日本獣医循環器学会 |
●力を入れている分野 |
循環器科、呼吸器科、内視鏡 |